旅行の知らせ

上京を予告する

 久しく御無音に打過ぎました。病気もすっかり快くなりました。さて今月末まで学校は休むつもりでしたが、元気も十分に快復しましたので。来る十七八日頃に上京することにしました。今日別便で下宿へも通知はしましたが、ついでもありましたら、下宿の方へ然るべくお伝え、取計らいを願います。以上

無断で出発して

 滞在中今一度お訪ねするつもりで、しかも固いお約束をしておきながら、実は昨日突然発ってしまいました。郷里からの手紙で少し気にかかることがありましたので、急に旅装を調え、どちらへもご挨拶をせず発ったのです。どうぞお許し下さい。中山君とは電話でちょっと話をする機会を得ましたが、あのことは話をせずにおきました。何分にも無断で発ちました段、深くお詫び申し上げます。

帰宅した知らせ

 留守中はたびたびおいで頂き、何かとお心尽しに預りましたそうで、誠に有がとうございました。
今朝ほど無事用事を果しまして帰ってまいりました。何れ後ほど御礼に参上いたしますが取り敢えずお知らせ申します。

安着を知らせる(婦人用)

 午後九時東京駅に着きました。伯母さまと淳ちゃんが迎えに来て下さっていました。荷物のことやその他何から何までお心添えいただき、一緒にタクシーで灯のついたにぎやかな町々を走って伯母様のお家に入りましたら、伯父様も妙子さんもお待ち兼ねで大そう喜んで下さいました。長い道中の心細さもいっぺんに吹き飛んでしまいました。
今お風呂から上ったところです。これから荷物をあけておみやげをさしあげます。とりいそぎ右まで、いずれ詳しいことは後便にて。一日夜十一時したたむ

恩師の上京を知らせる(婦人用)

 毎日毎日暑い日が続きますが、ご壮健でいらっしゃいますか、お伺いいたします。さてこの二十三日に藤田先生が文部省の会議で上京なさる旨おしらせあり、地方の大学へ来ても、やはり東京の高校の皆様がいちばんなつかしいとのお便りでした。つきましては二十四目の晩六時に私の宅へお出でをねがい同級のみんなか集まってお茶でものみながら在学中の思い川話や卒業後のめいめいの人生体験やロマンスなど心ゆくまで話し合いたいと思います。会費は二百円ぐらいでいかがでしよう、ご都合のほど折返しご一報下さいませ。かしこ

旅行の知らせ類句

出発の知らせなど

○XX田東京駅午前八時二十分発列車で出発の予定ですので取り敢えず通知しておきます
○祖父様にはXX日夕方七時発の特急で、こちらを発たれますので、そちらへは翌朝五時頃となる予定です
○お寒いところ早朝まことに恐れ入りますが駅まで出迎えて頂ければ幸甚に存じます
○早朝のことゆえお見送りの儀は一切御無用に願いあげます
○出発前に一度お伺い申しあげる心組みにございますが、あるいは諸事とりこみに紛れこのまま失礼いたすやも計られず
○XX丸乗船の次第も決りましたのでお知らせいたします

安着の知らせなど

○春子様けさ八時四十分東京駅着の列車にて、無事上京になりました。たいそうお元気でいらっしゃいますからどうぞご安心のほど
○今日正午着の列車で、春夫が元気で帰ってまいりました。まっ黒に日焼けしまして、「顔の裏表がわからんくらい」と、兄にからかわれ、家中が大賑わいでございます。長い間ほんとうにお世話さまでした。とりあえず御礼と安着のお知らせまで 
○御主人様には昨夜八時の汽車で無事お着きになり、長途の旅行に少しもお疲れの色もなく、あるじと夜半までご歓談、たいそうお元気の様子でございます。先ずは取りあえずご安着のお知らせのみを 
○今暁五時無事帰ってまいりました 
○道中つつがなくX時△駅に安着いたしました 
○その節は過分のご餞別まで頂戴し身に余る光栄と存じました 
○錦地滞在中は一方ならぬご懇情を賜わり 
○今朝がたお祖父さんが帰りました。旅の疲れ心なくしごく元気な様子なのでご安心下さい 
○取り急ぎ私から帰着のお知らせ申し上げます

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