簡単な暑中見舞五例

一、暑中お伺い申し上げます
併せて平素のご無沙汰をお詑びいたします

二、暑中御見舞申し上げます
稀有の酷暑に際し御一統様の御健勝をお祈りいたします

三、暑中御見舞申し上げます
毎日暑さが厳しいですね。先生には暑さの中で愉快にお過しになっていると思います。僕も相変らず元気です。この休暇には、避暑に出掛ける予定でしたが、都合で行きませんでしたので、四日に江ノ島へ行って昨日帰って来ました。三日ばかりの間に随分焼けまし た。この十五日から講習に出るので休めるのは一週間ばかりですから、その間に大いに遊びます。
では先生、大いに日に焼けて真黒になって下さい。

四、暑中御見舞申し上げます
その後は長らくご無沙汰申し上げております。皆々様お障りもございませんか。降って 私方一同丈夫に過ごしておりますゆえご安心下さいまし。

ことしはことに大暑の由に予報されております。何とぞ皆々様ご自愛のほど祈り上げま す。敬具

五、前文の返事(婦人用)

暑中御見舞いただきまことに恐れ入りました。御宅皆々様にはご機嫌よくお過しの事  とお喜び申し上げます。私共でもおかけ様で皆々丈夫に暮しておりますから、他事ながら御安心下さいませ。まだ暑さがきびしい事でございましょうから、皆々様御身大切に  遊ばしますようお祈りいたします。

御主人様によろしお願い申し上げます。かしこ

(註)この文例の一~四まで「暑中御見舞申し上げます」が本文で、あとはみな副文―追て書であるから、「拝啓」などは不用。何か入れたければ「二申」「追て」であるが、入れなくともよい。

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