結婚を知らせる
拝啓 小生昨年末アメリカ出張から帰京しまして以来、まことに身辺多忙を極めついご無沙汰致しました。この度XXXXと結婚致し、左記に新居を構えました。右略儀ながら書面を以てお知らせ申し上げます。今後ともよろしくお願い申し上げます。敬具
双方の親から結婚の通知
謹啓 老秋快適の候ご清勝一段の御事と大慶の至に存じ上げます。のぶれば山田家長男明と伊藤家三女貞子、小林直太郎氏御夫妻のご媒酌により婚約が整いまして十一月三十日、東京都千代田区神田駿河台 山の手結婚式場で神式により結婚式を挙げました。新しい人生観を以て実社会へ第一歩を踏み出します。両人に対し、私共同様ご指導を賜わりますよう特にお願い申し上げます。時節柄ご自愛のほどお祈り致します。敬具
新郎新婦から養子縁組の知らせ
謹啓 溢喜の新春を迎え御一同様御清祥の段慶祝の至に存じ上げます。
陳ればこの度吉田一郎様御夫妻の御媒酌によりまして、一月十日明治記念館の神前で弍を挙げ敏郎は中原家に入り須磨子と結婚致しました。何とぞ私ども将来に対し幾久しく御懇情御指導賜わりますよう御願い申し上げます。末ながら皆様の御自愛をお祈り致します。敬具
結婚の知らせの類句
通知を出す場合
○菊の香もゆかしきこの頃ますます御清適の御事とお慶び申し上げます
○さてこの度、山下直彦氏の御媒酌により私ども両人結婚いたし、左記に小さな新居を構えることとなりました
○このたび水上韭吉氏御夫妻の御媒酌により私ども両人結婚いたしました。ささやかなる新居を左の所に構え、両人とも勤務は従来通りつづけるつもりでございます
○今後とも一層の御交誼をたまわりますようお願い申し上げます
○真実の愛を武器としてがんばったお蔭です
○私どものこのハッピーエンド、いいえ、新しいスタートをお喜び下さいませ
○今後とも私共同様、御御指導のほど願上げます
○さて私もこの度結婚いたし、左記に新居をもちましたから何卒名簿の御訂正をお願い申します
○私共の恋愛によき理解と同情をおもち下さったあなたへ、このよき終りを、いえ出発を御報告いたします
○父母も大変乗気になってくれるままつい決心してしまいました
○先方でも望まれますし、それに両親も大変薦めてはくれるものの、さてこうなりますとどうして良いか分らなくなり、とうとう大勢が決するままに赴いたような次第です
○身近な親戚だけのごく内輪な披露でござますから
○近く結婚することに決まりましたのでお知らせいたします
○まだ二人とも世間知らずのおぼつかない人生の船出ですが何とぞよろしくお願いいたします
○一度は年が若過ぎるからと云って断わりましたが
○昨日行李の中から肩上げのある着物を見出しまして、何だか非常になつかしい気持になりました
○もう一度あのおハネの頃が懐かしくてなりません
同じく返事を書く場合
○貴女の御主人きっと良い方に違いないわ
○貴女の良い奥様ぶりがどんなだが、それを拝見するのを楽しみにしています
○今はおめでとうを一言申しあげるだけ
○あとは何だか胸がつまるようで、何も申しあげられない気持
○貴女の新しい前途を心からお祝いいたします
○お手紙は嬉しく拝見いたしました
○君の華燭の典の報に何とお祝いを述べたらよいか
○書余はいずれ新家庭へ訪れてから改めてお祝い申しあげる
○限りない愛情と敬意をもって祝しあげる