七、栄転祝

課長になった人への祝い

拝啓 薫風五月の好季節、御清適一段の御事と存じ上げます。本日伜からのたよりによりますと、貴殿には先頃営業課長に御就任の由、まことに大慶祝の至に存じ上げます。衆望の聚(あつ)まるところ、当然の次第、今後は一段と会心の御手腕を揮われることと、小生まで心躍るを覚えます。いよいよ御自愛、御自重、御活躍のほど祈り上げます。とりあえず御喜び申し上げます。敬具

栄転を祝う(婦人用)

その後は私方こそ存じながら御無沙汰に打過ぎ何とも申訳ございません。この度は御主人様広島支店長に御栄転遊ばされたとの御ことまことに御めでたく山々御喜び申し上げます。殊にあなた様のためには御郷里にお近く、御母上様のためには道後温泉がお近く、誠にお二人様にも御栄転、何よりの御事と主人ともお噂申し上げたことでございます。ほんとうにおめでとうございました。本日三越を経てほんの心ばかりのお祝をお送りいたしました。御笑留下さいますれば幸甚に存じまず。先ずはとりあえず御祝詞のみでございます。かしこ

友の栄転を祝して

貴兄にはこの度本店詰に御栄転の由、御満足のほどお察し申し上げます。多年の御素養をいよいよ檜舞台に生かされ、目ざましき御活躍こそ他日の御発展が期待されます。喜びの余り一書を呈して御祝いに代えます。敬具

友から栄転を祝われて(上返事)

拝復 小生の転任に対し早速御祝詞下され有がたく御礼申し上げます。仰せの通り転任は致しましたが、身に余る要職、果して勤まるか否か頗る疑問で心中いささか苦労のていです。しかし一旦引受けた以上全力をつくして大過なく勤めあげたい所存です。何卒今後とも一段の御指導と御鞭撻とを切にお願いいたします。現在の小生にとってはそれが何よりの望みです。

御祝詞に対し右御礼まで。敬具

栄転祝の類句

栄転祝を出す場合

〇栄職に御転任の由
○貴兄にはいよいよ御累進(るいしん)XX支店長に御栄転の由
○近く御赴任とのこと
○異例の御昇進誠におめでたく
○ますます御手腕を発揮されますよう
○此程承わりますれば貴下にはXX支店長に御栄進の由
○今日の御昇進は貴下にとって当然の御事とは存じますが
○まことに私も悦びの情に堪えません
○折角御自重遊ばされ益々御累進のほどお祈りいたします
○御精励の功ここに現れ
○貴下の手腕が追々現れて来た結果と
○今一段と貴兄の真価を発揮されんことを祈ります

栄転祝の返事を書く場合

○砕身事(さいしんこと)に当る覚悟で
○鈍馬に鞭打って
○私の転任に対し何かとお祝いのお言葉をいただき
○鋭意職務に奮励する決心で
○御引立を懇望して止みません
○早速お喜び下さって有難う
○分に過ぎる事とて却って不安に存じます
○浅学不才の身ですが、この上は全力を尽す覚悟です
○栄転などとは思いもよらぬおほめのお言葉に預って
○倍旧のお引立て願いあげます
○全く何かの風の吹きまわしで
○相変らず御支援御鞭撻下さいますようお願い申しあげます

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