法事への招待



亡父の三回忌に招く

秋の陽が庭の柿の実を一層赤く照らしております。一昨年父が亡くなりました折にお通夜の晩おばさまやあなたにこの柿をむいてさし上げたことを思い出します。

この二十日が三回忌に当りますので、内輪のものばかりで墓参いたし、そのあと、自宅で心ばかりの法事営みたく、御多用中恐縮ながら、おばさまとお揃いでお越しいただきとう存じます。おさしつかえなければ、午後一時に多摩墓地の例の茶屋にてお待ち申し上げます。御案内まで。

祖父の法事に招く

拝啓 一雨ごとにお暖かくなってまいります。皆々様いよいよ御機嫌よくいらせられますこと山々御喜び申し上げます。私方も一同先ず先ず無事に消光いたしております。はばかり様ながら御安心願いとう存じます。

さて来る二十四日は、祖父正祥院の三周忌になりますので、心ばかりの法要営みたく午後二時より新宿区横寺町十五番地円福寺で供養の後、四時頃から近くの「鳥文」で粗餐差し上げとう存じますゆえ、御二方様と芳夫様と御揃いお出で頂きたく、御願い申し上げます。

「鳥文」へは祖父遺愛の梅の盆栽四五点を陳列して故人を偲ぶよすがといたしますつもり、御多用とは存じますが、御繰り合わせ御光来のほど御願い申します。

先ずは右御案内まででございます。敬具

亡児の法要に招く

拝啓 年の終りは事しげく心慌ただしゅうございます。定めし御忙しいことと存じ上げます。

さて来る二十一日は亡き房子の一周忌に当りますので、午後一時から自宅で心ばかりの法要を営みたいと存じます。押し詰まっての法事などとは、いささか無分別のような気遅れもいたしますので、ほんの内輪にすることに致しまして、生前特に御親交を頂いた方々の御臨席を頂きましたならば、さぞかの子も冥福出来ようという親心から、御出を願い上げる次第でございます。

誠に御多用の処を恐れ入りますが、御差繰り下さいまして御足労願われますれば有がたき仕合に存じます。先は右御招きまで申し上げます。敬具

法事の招待の類句

○七日は亡き母の一周忌にあたりますので、生前お世話になりました方々にお集まり頂き、同日午後二時より、心ばかりの法要を営み、ありし日の思い出話に故人を慰めたく存じます。 
○御多用中まことに御迷惑とは存じますが、御焼香頂けましたら、どんなに故人も喜びますことかと存じます
○この五日は亡父の一周忌に相当いたしますので
○いささかの法会営みたく存じますれば
○生前御懇意願った方々のお集まりにて
○仏もさぞかし喜ぶことと存じます
○何分暑い時節でございますので、お召物はどうぞお気軽に願い上げます
○遠路また残暑のところ恐れ入りますが何とぞ御来臨のほど重ねてお願い申し上げます
○回向(えごう)のあと故人を偲ぶ小会を催したく
○法要の後別座にてほんの手すさびの精進料理ですが粗飯差上げたく
○御参加頂ければ故人も泉下にてさだめし喜ぶことと存じます
○追善供養いたし度く
○母の七七忌に当り
○この二十日の忌日には内々だけで法要を営みたく

同じく返事の場合

○私までお招きに預り有がたく御礼申し上げます
○当日はぜひ参詣申し上げます 
○ぜひ御指示の時刻までに参詣申しあげ御霊前に拝俯させて頂きたいと存じます
○亡き御母堂様の三周忌の法要御営みの由にてお招きをかたじけなく有がたく御礼申し上げ
○親しく御霊前に香華なりと御手向申し上げ
○厚く御追福を祈りとうございます
○心静かに御冥福を祈りとう存じます

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