病気の知らせ

夫の病気を知らせる

 不順な気候の折柄、みな様御健勝にいらせられましょうか。私どもでは主人が数日前から臥せっております。風邪ぐらい、抵抗療法でなおすのだなどと申し、無理をしたのがいけなかったようでございます。もう大分らくになりまして、この分では五日も休めばよろしかろうと医者も申します。病気欠勤をよそからお聞きになって、余分な御心配をおかけしてはと存じ、お知らせ申し上げます。私は元気で看病にあたり、夫を羨ましがらせております。夫が快くなりましたら、伺わせていただきますのをたのしみに。

父の危篤を知らせる

 父上の病状その後一進一退の経過を辿っておりましたが、一咋日から急速度に疲労、悪化、医者も「今度はどうも」と首をかしげております。黒田博士にとの話も出ましたが、三十年来御信頼の山川先生を差しおくのもどうかと、そのままになっておりますが、これは姉上に御上京願えれば、父上にも説きやすく、山川先生にも願いやすいのだがと話し合っております。何分にも咳が頻繁で苦しそうです。これで肺炎でも併発したら四五日のところが心配だとのことです。

 御事情もあり、強いてお願い出来ることでもありませんが、母上の御申しつけでもありますので、御判断をお願いするため、実状を申し上げます。

 兄上様によろしくお伝え願います。以上

病気平癒の知らせ

 長らく御心配をかけて申訳ありませんでした。やっと全快しました。今度はいよいよ皆様とお別れかと何度覚悟したかも知れませんでしたが、悪運強く助かりました。度々お見舞下さいましたのみか、お見舞物何かと頂戴いたし恐縮の至です。いずれ近々参上、親しく御礼申し上げます。
 今はただ右の御通知のみです。皆様によろしぞお伝え願います。敬具

病気の知らせの類句

○お驚かせするのは本意でありませんがXXこと大変なことになりまして 
○この二三日が峠とのこと 
○慌てすぎるようでもありますが万一のことがありましてはと、母とも相談の上病人には秘密にお知らせしておきます
○何と申しましても老年のこと、いつ急変があるかも知れませんので 
○恐れ入りさすが、どなたか至急お越し下さいまし 
○あるじこと昨日帰宅しましてから夕食後、にわかに腹痛を訴えますので、医師の来診をねがいましたところ、盲腸炎との由 
○さっそく入院の手続きをとり、手術は夜半になりましたが、手当が早かったため、経過は至って順調でございます 
○かりそめの病とばかり思っていましたのに、医師の診断によりますと胃癌とのよしで、当人の落胆はもとより、私どもの驚きお察し下さいませ 
○いつもの風邪ぐらいに思っていましたが、なかなか熱がさがらず憂慮されていました肺炎を起してしまいまして、この分では当分出勤もいたしかねると存じます 
○日頃頑健なだけに病気になりますと意気地なく、まるで子供のようでございます 
○でも、今はまったく危険状態を脱し、日一日と快方に向っておりますから、どうぞ御安心下さいませ 
○食慾頓に衰え病臥いたしております 
○この両三田の経過が緊要とのこと 
○病気という程ではございませんが、何しろ老人の事ですから、ちっとお知らせしておきます 
○老父が例の持病で一昨日あたりから苦しんでおり、いつもなら一両日で快癒いたしますのにこの度は熱も出、中々快方に向いかねておりますのでお知らせいたします 
○医師も病名が判然と分りかねている現在にございますれば 
○急ぎ手当をいたしましたので、余り重くなるようなことはございますまいが、病人の云うままにお知らせいたします 
○急病で床に就いたなり今だに意識を失っておりますので一同実に心痛いたしております
○ちょっとした風邪ぐらいに思って臥せっておりましたのに、もう一週間にもなりますが、少しも快方に向いませぬまま、一応お知らせしておきます
○祖父には昨日からにわかに容態が変り
○食餌も摂られなくなりました 
○何分にもお年がお年なので
○医者も遠い方で是非呼びたい方があったら通知するように、と申されますのでお知らせいたします 
○医者も時間の問題と申します 
○今晩中がもっとも危険とのこと重ねてお知らせ申しあげます
○只今は安静に臥床致しておりますが
○十分手当はいたしましたものの病勢は日一日と進み 
○衰弱日に加わり 
○病人がしきりにお目に掛りたく申しておりますので
○取急ぎお知らせいたします

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